前回からの続きです。
「会社って何?」と多くの若手社員が真剣に考えています。
ですので、よく使われる「会社としての正しい判断を」という抽象的なフレーズから
↓
「今回は経営者を最優先にした判断を」
「今回は社員(労働者)を最優先にした判断を」
「今回は株主を最優先にした判断を」
「私が納得する判断を」
と思い切って表現方法を変えてみたらどうでしょう!
少なくともこの方が、組織として物事を議論するにあたり、シンプルでわかりやすいし
物事が一歩でも半歩でも前に進むように感じます。
物事を真剣に考えている社員こそ、納得はせずとも、議論や投げかけられた事柄に対し理解はするはずです。納得しなくてもいいと思います。そこからより踏み込んだ議論に発展するのですから!
社員も主旨を理解した上で、自分の考えや想いをぶつけることができます。また社員は、組織としての最終決定事項は組織の序列が何より優先すると十分理解しています。
社会において物事を決定するにあたり、数学みたいに確かな正解があることは少ないと感じます。
ですので、趣旨を理解し、踏み込んだ議論を重ねた上で、組織として決定権を有する方が最終判断をする。
そのためには、スタートとしてよく使われる「会社としての正しい判断を」という抽象的なフレーズをより具現化した方が良いのではないかと私は切に感じます。
次回は、社会において物事を決定するにあたり、数学みたいに確かな正解があることは少ないとの私なりの想いを述べさせていただきます。
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